mface中国 有罪確定

各位

中国より重要な一報が入りましたので急ぎ御連絡申し上げます。

以前お伝えした2015年に逮捕された中国のトップリーダー、「ジェン ボール」(何振球)他一味の控訴審が結審し、江蘇省 徐州市の中級人民裁判所で一審が支持され有罪が確定しました。

(主犯のジェン ボールは懲役8年!)

これで、日本に近接し、MBIが活動している国では、全て警察が介入した事になります。また、MBIの詐欺行為が中国で「犯罪」と認定されました。

 

こちらに、この重要な判決文の要約を添付いたします。

 

 以下判決文より要約

 

何振球、古希萍らによる連鎖販売取引組織・統括事件二審(最終判決)判決書要約

 

マレーシアMBI国際グループ(以下MBIと称す)による連鎖販売取引事件で、連鎖販売取引統括罪に問われた何振球、古希萍被告ら12人は一審を不服とし上告したが、江蘇省徐州市中級人民法院は上告を棄却し原審を支持する判決を出した。
原判決によると2012年何、古被告はマレーシア国籍の張誉発を通じてマレーシアMBIの資産運用プラットフォームに加入した。投資の名目で集められた参加者は700元~35,000元で同プラットフォームの仮想通貨M幣を買うことで加入資格を与えられ、会員アカウントを取得できた。会員は加入順序によって階層に分かれており、直接または間接的に他人を勧誘し資金を納めさせるとリベートがもらえるシステムであった。多くの高額な利益や確実な儲けを謳って参加者によりさらなる会員を勧誘させ、財物を騙し取ったとされる。何被告の下には直接または間接的に20万人以上の会員がおり、うち徐州市内で龐喜鴿被告を勧誘した。龐被告は同じく徐州市内で杜玉傑被告、鹿成偉被告らを勧誘した。杜被告は曹愛果被告、孔祥玲被告らを勧誘した。曹愛果被告は曹蘇玲被告、白平被告らを勧誘した。白被告は宗秀薇被告、曹麗被告らを勧誘した。宗被告は高長玉被告、張◯◯、孫(1)らを勧誘した。張◯◯の下には捜査機関が証明した限りで会員90人以上がおり、関与金額は160万元以上。孫(1)の下には捜査機関が証明した限りで30人以上がおり、関与金額は50万元以上。高被告は王麗麗被告、李軒被告、孫(2)らを勧誘した。王被告、李被告はその下に少なくとも6代、捜査機関が証明した限りで30人以上がおり、関与金額は30万元以上。孫(2)はその下に捜査機関が証明した限りで30人以上がおり、関与金額は50万元以上。曹麗被告はその下に少なくとも4代、40人以上がおり、関与金額は40万元以上であった。
被告らはMBIの活動促進のため、通話アプリ「WeChat」のグループを作ったり、事務所を設立したりしていた。2016年9月8日に沛県人民検察院が被告12人に対して第一審の判決を出した。一連の行為は連鎖販売取引組織・統括罪を構成するとされ、特に何、古、龐、杜、曹愛果、曹蘇玲、白、宗被告の8人は責任が重く、杜、曹愛果、曹蘇玲、白、宗、高、王、李、曹麗被告は従犯とされた。何、古被告は積極的に被害の返却に応じていることから刑が軽減され、『中華人民共和国刑法』第二百二十四条の一、第二十五条第一款、第二十六条、第二十七条、第六十七第三款、第六十四条により、何被告に連鎖販売取引組織・統括罪で有期懲役八年、罰金六十万人民元、古被告に連鎖販売取引組織・統括罪で有期懲役五年六ヶ月、罰金四十万人民元、龐被告に連鎖販売取引組織・統括罪で有期懲役五年、罰金三十五万人民元、杜被告に連鎖販売取引組織・統括罪で有期懲役三年、罰金二十万人民元といった判決が出ていた。
上訴裁判では「MBIの活動が連鎖販売取引にあたるのか」、「他人の財物をだまし取ったことにあたるのか」、「被告らが連鎖販売取引の組織・統括者にあたるのか」「被告らの罪状の認定と、司法鑑定意見の信頼性」「何振球の情報提供は証拠提供にあたるのか」「被告らの主犯・従犯関係の認定は妥当であったか」が争点となったが、いずれも原審が支持され、被告らの訴えは退けられた。

 

出典:江蘇省 徐州市 人民裁判所 判決文

2016年12月31日付

http://wenshu.court.gov.cn/content/content?DocID=8e086873-b0b2-43de-bc48-4157a72da8d0&KeyWord

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